資料No.

511-42

報告書タイトル

コンクリート構造の新材料・新工法・新構造形式・健全度評価に関する調査・研究

委員会名

新コンクリート構造研究委員会

委員長名

藤井 学(京都大学工学部土木工学科)

活動期間

平成3年4月〜平成6年4月

発行年

平成6年7月1日

報告書目次

高流動コンクリートに関する調査・研究(新素材研究グループ)
1.まえがき
2.高流動コンクリートの現状
3.あとがき

外ケーブル工法に関する調査・研究(新工法研究グループ)
1.まえがき
2.外ケーブル工法の概要
 2.1. 外ケーブル工法
 2.2. PC構造の発展と外ケーブル工法
 2.3. 外ケーブル工法と内ケーブル工法との比較
 2.4. 外ケーブル工法の今後の課題
 2.5. 用語の説明
3.外ケーブル工法の設計法
 3.1. 材料の選定
 3.2. 設計プレストレス
 3.3. 防振に対する検討
 3.4. 定着部の設計
 3.5. 偏向部の設計
 3.6. 既設構造物の補強時の設計
4.外ケーブル工法による新設橋梁の事例
 4.1. 事例収集の方法
 4.2. 新設橋梁の問題点
 4.3. 今後の展望
 4.4. 事例集
5.外ケーブルを利用した既設構造物の補強事例
 5.1. 事例収集の方法
 5.2. 既設構造物補強の問題点
 5.3. 今後の展望
 5.4. 事例集
6.調査文献リスト
 6.1. 文献調査の経緯と手法
 6.2. 収集文献の整理
 6.3. 調査文献リスト
7.あとがき

新構造形式橋梁の事例調査(新構造形式研究グループ)
1.まえがき
2.橋梁の分類
3.橋梁の位置
 3.1. 国内
 3.2. ヨーロッパ
4.橋梁イメージ集
5.橋梁一覧表
 5.1. コンクリート
 5.2. 鋼
 5.3. 合成・複合
 5.4. 木
 5.5. その他
6.あとがき 

コンクリート構造物の健全度評価方法に関する調査・研究(健全度評価研究グループ)
1.まえがき
2.コンクリート構造物の健全度
 2.1. 概要
 2.2. 健全度評価の実情
 2.3. 健全度評価の基本的な考え方
3.実態調査法
 3.1. 調査の基本的な考え方
 3.2. 調査項目および調査方法
 3.3. 調査結果の判断基準
4.耐荷力評価
 4.1. 評価手順
 4.2. RC床版の耐荷力評価
 4.3. コンクリート桁の耐荷力評価
 4.4. RC橋脚・橋台の耐荷力評価
 4.5. 評価事例
5.耐久性評価
 5.1. 劣化原因の種類
 5.2. 中性化による耐久性評価
 5.3. アルカリ骨材反応による耐久性評価
 5.4. 塩害による耐久性評価
 5.5. 評価事例
6.  あとがき

報告書全体概要

  新コンクリート構造研究委員会は、別表に示す委員構成において、平成3年4月より3年間にわたり研究活動をおこなってきた。
 1990年代の建設の分野においては、@省力化に役立つ、A施工速度が速い、B製品・構造物の品質を高める、C騒音や廃棄物など環境に影響を与えない等の技術が要求されてきている。こうした背景のもと、本委員会はコンクリート構造に関する新工法・新素材等の設計・施工について各種の事例を調査し、各方面の期待にこたえる実用的・具体的提案を行うべく研究を進めてきた。
 委員会は、上記の目的を達成するため、A〜Dの4つの分科会に分かれ、次のような活動を行った。
 A班(新素材研究グループ):PC鋼材や鉄筋の代替品としてのFRP緊張材、超流動性コンクリートなどの性能及び設計・施工事例を調査し、設計・施工法について具体的提案を行う。
 B班(新工法研究グループ):季節構造物の補強、拡幅の継ぎ足しなどにおけるプレキャスト、外ケーブル、PRC構造などの事例を調査し、設計・施工法の具体的提案を行う。
 C班(新構造形式研究グループ):既設構造物のリフォームなどの複合構造について景観を考慮した新しい構造形式の提案を行う。
 D班(健全度評価研究グループ):材料の性能評価や構造物の健全度評価について調査し、健全度評価方法について提案を行う。
 このうち、既にA班においては、平成5年3月に「FRP緊張材のPC構造物への適用に関する調査」の報告を行っており、また、D班においては、既存のRCT桁橋の現場実験の研究成果を報告し、国際会議にても発表している。
 委員会最終年度の成果報告書をまとめるに当たり、委員諸氏の努力に謝意を表するとともに、これら成果が協会会員に活用され、業務に寄与できることを願っている。また、今後さらに発展的な調査、研究が行われ、資料が蓄積されてゆくことを望む次第である。

平成6年4月
新コンクリート構造研究委員会
委員長  藤 井   学

委員名簿

No.

所  属  名

氏  名

福山大学 工学部 土木工学科

岡田 清

立命館大学 理工学部 土木工学科

児島孝之

大阪工業大学 工学部 土木工学科

小林和夫

中部大学 工学部 土木工学科

平澤征夫

京都大学 工学部 土木工学科

藤井 学

オリエンタル建設梶@大阪支店 工務部

八田吉弘

潟Iリエンタルコンサルタンツ 大阪支社

森田信彦

8

鹿島建設梶@大阪支店 土木設計課

三島誠一郎

川田建設梶@大阪支店 開発部

梶川靖治

10

協和設計梶@設計部 

森川修治

11

極東工業梶@大阪支店 設計部

藤田 修

12

褐嚼ン企画コンサルタント 構造設計部

井境宏和

13

褐嚼ン技術研究所 大阪支社 技術第4部

鈴木直人

14

轄\造システム研究所

洞毛 隆

15

轄ヲr組 土木本部 第一技術部

金好昭彦

16

国際航業梶@関西技術所 コンサルタント部

相良謙治

17

鰹C成建設コンサルタント

川崎賢二

18

新構造技術梶@大阪支店 

本部晃一

19

住友建設梶@土木部 設計3課

児山祐樹

20

大成建設梶@大阪支店 土木部 設計室

天野健次

21

大日本コンサルタント梶@大阪本社 構造部

古味敏行

22

大和設計梶@技術第二部

木村保夫

23

中央復建コンサルタンツ梶@第3設計部

安田 穣

24

樺研コンサルタント

下原貫志

25

叶迹纉cコンサルタント 大阪事務所

加藤政古

26

東洋技研コンサルタント梶@技術部

武山和夫

27

日本電子計算梶@大阪支店 技術営業部第2部

廣河和男

28

潟jュージェック 土木2部

宇野和彦

29

轄辮_コンサルタンツ 神戸支店

平塚和身

30

潟sー・エス 大阪支店 技術部

松井裕一

31

ピーシー橋梁梶@大阪支店 設計部

森田修司

32

兜x士ピー・エス 大阪支店

松崎正明

33

不動建設梶@土木技術部

鬼頭利幸

34

潟zクコン 技術第2部

松井輝峰

35

前田設計梶@大阪支店 技術3課

岡崎 洋