資料No. |
513-105 |
報告書タイトル |
最近の地下構造物建設における諸問題の研究 |
委員会名 |
地盤と地下構造物研究委員会 |
委員長名 |
松井 保(大阪大学 工学部 土木工学科) |
活動期間 |
平成4年4月〜平成7年3月 |
発行年 |
平成7年7月1日 |
報告書目次
第1編 最近の開削工法の事例と技術動向(設計・施工グループ)
1.まえがき
2.開削工法の現状
2.1.事例調査
2.2.現状分析
2.3.まとめ
3.設計・施工技術の動向
3.1.設計技術の動向
3.2.土留め施工新技術の紹介
4.あとがき
第2編 建設プロジェクトと環境問題(環境グループ)
1.まえがき
2.環境問題に関する項目調査
2.1.概要
2.2.文献調査
2.3.アンケート調査
2.4.まとめ
3.環境アセスメントと対策技術
3.1.環境アセスメントの概要
3.2.事例調査
3.3.地下構造物の建設にともなう環境影響項目と対策事例
4.環境問題に関する法体系
4.1.公害対策基本法、旧自然環境保全法から環境基本法制定へ
4.2.法体系の変化
4.3.環境影響項目と環境関連法規
4.4.建設事業と関連法規
4.5.環境基準値
5.あとがき
第3編 地盤補強工法の設計法と課題(地盤補強グループ)
1.まえがき
2.地盤補強工法の分類
2.1.概説
2.2.地盤補強工法の分類と特徴
2.3.地盤補強工法の現状
3.地盤補強工法の設計法
3.1.テールアルメ工法
3.2.ジオテキスタイル工法
3.3.鉄筋補強土工法
3.4.アンカー工法
4.地下構造物を対象とした地盤補強工法の課題
4.1.大深度地下掘削に対する地盤補強工法の課題
4.2.地盤補強工法の設計法に関する今後の課題
5.あとがき
第4編 地下構造物のアンダーピニングと近接施工における土留め工の選定(近接施工グループ)
1.まえがき
2.地下構造物のアンダーピニング
2.1.概要
2.2.調査および検討フロー
2.3.アンダーピニングの分類
2.4.仮受け工に伴う特殊工事
2.5.計器計測と管理基準
2.6.アンダーピニング用ジャッキの管理方式
2.7.参考文献リスト
3.近接施工における土留め工の選定ガイド
3.1.概要
3.2.近接施工に用いられる土留め工の現状
3.3.構造物と土留め壁との隔離
3.4.土留め工選定ガイド(案)
3.5.補助工法
3.6.計測計画
4.あとがき
第5編 シールドトンネルの耐震設計法と問題点 −耐震設計の手引き(その6)−(耐震グループ)
1.まえがき
2.検討対象構造物および地盤
3.現行耐震設計法の整理と問題点の把握
3.1.現行耐震設計法
3.2.研究の現況
4.ケーススタディー
4.1.解析条件
4.2.解析結果および考察
5.あとがき
報告書全体概要
地盤と地下構造物研究委員会は平成4年4月に発足し、別表に示す委員構成にて3ヵ年間に亘る研究活動を行ってきたが、平成7年3月をもって一応の区切りをつけることとし、研究成果を取りまとめた。
委員会の研究目的については、近年、社会資本整傭の要求の高まりとともに、各種地下構造物も、ますます大型化、大深度化、特殊化さらには急速化が図られつつある状況の中で、地下に建設される大型・大深度・特殊構造物に魚点を当てて、これらに関する調査・設計・施工法の現状把握および問題点の抽出を行い、適切な設計手法等を動的問題も含めて研究することであった。
上記の目的に沿って、まず委員会の前半では現在までの計画・設計・施工の事例収集およびそれらの内容分析を行った。そして、後半では構成委員を下記の5つのグループに分け、それぞれのグループで専門的な調査研究活動を行うとともに、テーマによっては事例研究を行った。この間,委員会を18回開催するとともに、WG会議を必要に応じて各グループごとに開催した。
また委員会では、研究活動の一環として数回に亘って現場見学会を実施し、見聞を深めるとともに研究内容の充実.を図った。
各グループの研究内容は以下のとおりである。
@設計・施エグループ
開削工法の現状についで事例調査結果の分析を行い、土留め選定工法に関する資料をまとめた。
また、設計・施工技術の動向をまとめるとともに土留め施工に関する新技術についてまとめた。
A環境グループ
地盤にこだわらず土木における環境問題ととらえて、今後環境問題に取り組むための手引き書となるように問題を整理した。
文献調査およびアンケート結果に基づき環境問題の項目を整理した。また、環境アセスメントと対策技術および環境問題と法体系をまとめた。
B地盤浦強グループ
地盤補強工法の位置づけを明確にし、地盤補強工法の種類と特徴および地盤補強工法の現状についてまとめた。また、設計法に関しては、各機関の指針の相違点および各工法の類似点あるいは新しい設計法について紹介した。最後に、地下構造物を対象にした地盤補強工法の課題について言及した。
C近接施エグループ
既設地下構造物を対象とした大規模アンダーピニングの設計施工事例と計測管理の基本的事項をまとめた。また、近接施工に用いられる土留め選定ガイドを作成した。
D耐震グループ
大断面シールドの横断面の耐震検討に着目し、文献調査結果を整理するとともにケーススタディーを行った。ケーススタディーはシールドが単設の場合と双設の場合の比較検討を行い、さらにシールドの設置位置および外径をパラメータとして検討を加えた。
今回とりまとめた報告書の内容は、各グループごとにとりまとめた以下の5編で構成されている。
第1編「最近の開削工法の事例と技術動向」(設計・施工グループ)
第2編「建設プロジェクトと環境問題」(環境グループ)
第3編「地盤補強工法の設計法と課題」(地盤補強グループ)
第4編「地下構造物のアンダーピニングと近接施工における土留め工の選定」(近接施工 グループ)
第5編「シールドトンネルの耐震設計法と問題点」(耐震グループ)
本報告書が、地盤と構造物の計画・設計を行う際の一助となれば幸いである。
平成7年3月
地盤と地下構造物研究委員会
委員長 松井 保
委員名簿
|
所 属 名 |
氏 名 |
1 |
大阪大学 工学部 土木工学科 |
阿部信晴 |
2 |
京都大学 防災研究所 |
嘉門雅史 |
3 |
大阪産業大学 工学部 土木工学科 |
佐野郁雄 |
4 |
立命館大学 理工学部 土木工学科 |
早川 清 |
5 |
大阪大学 工学部 土木工学科 |
松井 保 |
6 |
椛蝟{組 技術研究所 |
鈴木昌次 |
7 |
渇棊p地学研究所 地質部 技術一課 |
西原在浩 |
8 |
潟Iリエンタルコンサルタンツ 関西支社 |
美島和生 |
9 |
鰍ゥんこう コンサルタント事業所 設計部 |
出口弘文 |
10 |
基礎地盤コンサルタンツ梶@大阪支社 |
泉 良久 |
11 |
計測技研 |
藤原正明 |
12 |
褐嚼ン企画コンサルタント 構造設計部 |
鳥居 剛 |
13 |
褐嚼ン技術研究所 大阪支社 道路本部 |
石川利勝 |
14 |
轄ヲr組 土木本部 第二技術部 |
小林育夫 |
15 |
轄ヲr組 土木本部 第一技術部 |
嶋村貞夫 |
16 |
国際航業梶@関西本社 地質部 |
武石 朗 |
17 |
国際航業梶@関西本社 コンサルタント事業部 |
東田正樹 |
18 |
佐藤工業梶@大阪支店 土木部土木技術課 |
広部康治 |
19 |
椛K高組 技術研究所 大阪研究室 |
尾儀一郎 |
20 |
大成建設梶@大阪支店 |
吉岡祐仁 |
21 |
大日本コンサルタント梶@大阪支社 構造部 |
中山昭二 |
22 |
中央復建コンサルタンツ梶@第1設計部 |
嵩原安孝 |
23 |
中央復建コンサルタンツ梶@第4設計部 |
直井義明 |
24 |
樺研コンサルタント 技術第3部地盤技術課 |
吉田雅彦 |
25 |
東京エンジニアリング梶@大阪支社 |
北村 和 |
26 |
鞄結梃嚼ンコンサルタント 関西支店 |
松本 学 |
27 |
潟gーニチコンサルタント 西日本支社 |
吉祥庵正光 |
28 |
東洋技研コンサルタント梶@技術第2部 |
稲本秀雄 |
29 |
東洋建設梶@大阪本店 土木部 技術課 |
黒木隆宏 |
30 |
日本技術開発梶@大阪支社 |
林 勝巳 |
31 |
日本工営梶@大阪支店 技術第一部第四課 |
田中英二 |
32 |
パシフィックコンサルタンツ梶@西日本事業本部 |
武智正博 |
33 |
轄辮_コンサルタンツ |
植田康宏 |
34 |
ヒロセ梶@技術開発部 |
生原 修 |
35 |
潟tジタ 大阪支店 土木部 |
山田裕己 |
36 |
復建調査設計梶@大阪支社 第1設計課 |
中西典明 |
37 |
不動建設梶@大阪本店 土木技術部 |
鬼頭利幸 |