上水道配水池上部利用に伴う上載荷重の増加対策工について
中央復建コンサルタンツ梶@○ 小阪 拓哉
斉藤 雅文
沢野 嘉延
論文要旨
今回補強対象となった配水池(1系3池,2系5池,有効容量 100,900・)は,昭和28年〜38年にかけて建設された鉄筋コンクリート造フラットスラブ形式(地下覆土式,直接基礎)の配水池である。
当配水池は,設計当初より上部利用を想定されずに建設された施設であるため,この度の上部公園化計画に伴う上載荷重の増加に対する配水池の補強工として,二重スラブ受替工を採用することにより,増加荷重の配水池への影響を低減させること,および補強壁を設置することにより,配水池の強化を図ることとした。また,配水池の周辺地盤の一部には,発砲スチロ−ル(EPS)盛土工法を採用することにより,地盤の不等沈下を防止することとした。
キーワード
二重スラブ受替工,補強壁設置工,発泡スチロール(EPS)盛土工法