大規模PC舗装の施工

潟sー・エス ○ 鈴木 義晃

論文要旨

 関西国際空港において,エプロン誘導路および旅客ロ−ディングエプロンの42万uの面積にPC舗装が採用された。
 鋼製のシ−スを縦横に配置する作業は,極めて労働集約型の作業であり,これを『シ−ス・メッシュ工法』の開発により改善し,機械化された新しい現場環境を実現した。
 同工法は,まず鋼製シ−スを現地で製作し,この供給をうけて縦横のシ−スをベ−スに配置し,交点を自動結束する。このシ−ス・メッシュをトラック運搬し,トラッククレ−ンで敷き並べる方法であり,大幅な省力化とともに急速施工を可能にした。併せて,労働衛生環境の改善に目を向けたグラウト注入作業の機械化について報告したものである。

キーワード

PC舗装,機械化,急速施工,シースメッシュ工法,関西国際空港