環境アセスメントの現地調査に対する一提言

鞄建技術コンサルタント ○ 森 真樹

論文要旨

 環境アセスメントにおける現地調査を実施する場合,その対象地域の環境の現況を代表する地点,時期(季)において,代表の得られる頻度で調査を実施すれば,その目的は達成されることとなる。しかし,その「代表する」もしくは「代表しない」は,なにを根拠に判断すればよいのであろうか。
 ここでは,代表する環境の現況を把握するためには,どのような点に留意して調査計画を立案すればよいかをごみ焼却施設(点的大気汚染物質発生源)整備事業における大気質調査を例に挙げとりまとめたものを報告した。

キーワード

環境アセスメント,現地調査,環境の現況,代表性,調査計画の立案