ビオトープ整備に関する一考察
褐嚼ン技術研究所 ○ 大矢 聡
長谷川 祐一
論文要旨
本報告は、ビオトープ整備における基礎的な技術に関する配慮指針の事例を示し、今後のビオトープ整備の課題点を踏まえたそのあり方について考察を行ったものである。
配慮指針は、人間の改変によって、失われていったビオトープを、出来るだけ本来の自然物の姿として戻していくために人間が積極的に働きかけていくことを基本とし、具体的な作り方となる生態学を基にした技術論を中心に、ビオトープ・ネットワークに代表される生態学を基にした計画論や環境教育の推進等に見られる「ビオトープ文化」ともいうべき文化論も織り交ぜながら、基本的な事項の解説を行うこととする。
これらの事例を踏まえて、住民参加や事業連携などの今後のビオトープ整備に関する課題点を示し、そのあり方について述べることとする。
キーワード
ビオトープ整備、配慮指針、ネットワーク、地域づくり、持続的発展