四万十川の自然環境保全の取り組みについて

(株)建設技術研究所 広島支店 技術部    栗田 秀明

大阪支社 技術第三部 ○ 川嶋 康彦

論文要旨

 「最後の清流」として全国的に注目をあびている四万十川も、近年の産業の発展や地域開発による自然環境の悪化が指摘されている。また世界的な規模での環境問題に対する危機感が高まっている昨今の時代背景も含め、四万十川では、自然環境を貴重な財産として将来に守り育てるための様々な取り組みが行われている。ここでは、平成5年4月の第1回四万十川サミットを受け、同年8月に発足した「四万十川自然環境保全推進協議会」の活動を中心として、流域全体での自然環境保全の取り組みについての紹介、ならびに今後の展開についての報告を行う。

キーワード

自然環境保全、地域活性化、交流・連携、住民主体