開削共同溝におけるコスト縮減について
株式会社 エイトコンサルタント 藤井 勉
藤村孝二
○ 小野和行
論文要旨
都市生活の基盤となる電力、通信、ガス、上下水道等のライフライン施設を地下空間に共同で収容するものを共同溝という。主に重要な国道の地下に構造物(後に示す資料参照)を構築し、その中に各施設を収容する。共同溝は、各施設の収容スペースのほかに、維持点検用スペース、換気施設、照明施設等を備えるため、かなり大きな構造物となる。また計画延長も長く、施工には多額の工事費が必要となる。
本稿では、開削共同溝計画の概要について述べるとともに、開削共同溝におけるコスト縮減について検討・提案を行ったので以下にそれらを報告する。
キーワード
開削共同溝、公益事業者、現場打ち工法、プレキャスト工法、同時施工、コスト縮減