景観を考慮した切土のり面保護工の設計事例
梶谷エンジニア株式会社 関西支店設計部 ○ 中室 淳二
論文要旨
近年,山岳道路に切土のり面を施す場合,道路機能の確保とともに周辺環境との調和や景観を配慮したのり面保護工の選定が望まれている。環境対策としては,のり面を急勾配化し自然の改変面積を減少させることが基本となるが,景観面を考慮するとのり面勾配を緩和し,積極的な緑化を施すことで周辺環境と調和させる必要がある。本稿は,県立公園内である道路改良区間おける切土のり面保護工の設計事例について報告する。
キーワード
のり面保護工,景観対策