河川敷刈草の堆肥化についての新手法
八千代エンジニヤリング椛蜊緕x店 ○ 隅野 八郎
市原 正明
論文要旨
河川や道路の刈草を堆肥にする際に乳酸菌、酵母菌といった有用な嫌気性菌を添加することにより、切り返し回数を出来るだけ少なく、最終的には積み込んだそのまま切り返し無しで2〜3ヶ月後には堆肥になっているという手法を開発するべく実験中である。この手法が完成すると堆肥化のための設備は必要でなく、また手軽にどこででも堆肥が出来るので設備や労力、輸送等の経費が安上がりとなり、市販品と価格的に競合できるものと考えている。さらにこの堆肥には光合成細菌が大量に発生していることを確認した。この菌は活性が高く農作物の増産、水質浄化、土壌有害物質分解等に効果があると言われているので、この刈草堆肥は価格面も含めて今後、農家に幅広く受け入れられていくものと考えている。
キーワード
刈草の堆肥化、有用嫌気性菌、切り返し無し、光合成細菌