3D型レーザープロファイラーの地質・海洋分野における利用について
国際航業株式会社 ○ 小野 尚也
徳永企世志
論文要旨
即時対応が重要となる災害地の計測は、従来、トータルステーションや航空写真を用いて図化を行ってきたが、データ処理に多くの時間を要するため、必ずしも効果的な手法とはいえない。一方、ノンプリズム型3Dスキャン式光波測距儀を用いて地形計測を行う場合、安全・高速・高密度・高精度で容易に計測することが可能となり、調査の大幅な高度・省力化をはかることができる。
本論では、ノンプリズム型3Dスキャン式光波測距儀を用いた、地すべり災害発生斜面の計測事例を紹介するとともに、併せて、海洋分野での利用事例について紹介する。
キーワード
地すべり,3次元地形観測,リアルタイム図化,港湾構造物計測,船上計測