切戸橋改築詳細設計
中央復建コンサルタンツ梶@海本健司
論文要旨
道路構造令の変革、交通量の増大等により既設道路橋梁を拡幅して、橋梁の機能向上を図る工事が増えている。しかし、新設橋梁に比べ、既設橋梁の拡幅には検討を要する問題点が多い。具体的には、拡幅部と既設橋の設計基準が異なる。また、既設橋の耐久性、耐荷力を正確に把握しなければならないという問題がある。これらを拡幅計画でどのように評価し、いかなる安全率を目標として改築するかということが、既設道路拡幅計画の主たる検討項目である。そこで我々は、既設橋梁の拡幅について効率よく検討が行えるように「既設橋梁拡幅検討フロー」を実設計で活用した。
キーワード
拡幅計画、補修、補強、耐久性、耐荷力