神戸緑地基本設計・実施設計・施工管理業務
潟Eエスコ 西村貴裕
論文要旨
明石海峡大橋に近接する舞子海岸沿いにコースタル・コミュニティ・ゾーン(C.C.Z.)整備事業により創出された埋め立て地を大気汚染対策緑地として整備した。
基本設計では住宅地に位置するために住宅地からの眺望やプライバシーの保護が焦点となり、地元住民との協議により、整備方針等の策定を行った。また、実施設計においては埋め立て地の土壌が強アルカリ性を示し、植栽地には不適であったことから、植栽用土の入れ替えと土壌改良工法を現地試験施工により検証した。さらに施工管理においては、国道2号沿いという交通渋滞の多い立地にありながら、周辺のC.C.Z.整備事業の工事とともに明石海峡大橋の開通に合わせた開園を目指し、効率的かつ迅速な工程管理が求められた。
本件はこれら一連の業務を報告するものである。
キーワード
大気汚染対策緑地、海浜公園、白砂青松、土壌改良、工程管理