鉄道法面の安全度調査

鰍ゥんこう 山崎 博

論文要旨

 一昨年6月の集中豪雨によりA鉄道の法面の一部が崩壊した。この災害を機に鉄道運行の安全基準の確立と即時に対応可能な管理システムの構築をおこなった。
 鉄道の運転規制は限界雨量曲線1)又は災害歴と降雨量の関係を用いて決められているが、広範囲の鉄道法面を包括していることから各法面の耐雨量と異なる場合が多い。よって、本業務は各法面の詳細な調査と限界雨量曲線1)を組み合わせて運転規則(案)を策定し、運転規制と連動した管理システムの提案をおこなった。さらに現地踏査及び土質調査をおこなった結果を維持管理資料として法面台帳に整理した。

キーワード

鉄道法面、運転規制、限界雨量曲線、維持管理、防災