動的・離散型交通流シミュレーションの交差点改良計画への適用
日本建設コンサルタント梶@山田幸一郎
論文要旨
通常、様々な交通現象が同時に絡み合った上で実際の交通が現れている。多くの場合、用意な一交差点の検討や付加車線の検討のみでは、適切な交通対策の検討が行えないことは周知のことである。このような問題を解決するために、交通シミュレーションによる交通対策の検討が非常に有効である。近年の交通シミュレーションの開発状況を伺うと、実務レベルでも十分に適用できる段階にまで成熟されており、今後の交通対策を検討していく上で、非常に有効となるツールとして期待されている。
このような背景のもと、本稿では、交通シミュレーションを利用して、実際の設計業務において設計条件を設定したときの検討方法について考察する。
キーワード
交通シミュレーション、交通対策、交差点改良設計