景観を考慮した高架橋の設計

潟gーニチコンサルタント  吉 岡 延 明

論文要旨

 高知駅は、高知市ならびに高知県にとって高知空港とともに表玄関であると同時に、都市の顔としての役割も果たしている。今回、高知駅を中心とする約4kmを高架化するにあたり、近年高まりつつある都市景観の重要性を考慮した構造物を施工することとなった。
 構造物の景観検討は、構造形式、スパン、柱や梁の形式、その他細部形状などについて行ったものである。本稿においては景観を考慮した構造形式の概要と景観を考慮した構造としたために発生した問題点に対する地中梁と柱の検討について述べる。

キーワード

景観設計、高架化事業