大分市南部交通拠点整備構想について

日本技術開発梶@橋本秀昭

論文要旨

 大分市は過去30年新産業都市の優等生と言われ、わが国の都市の中でも過去のその例を見ないような急成長を遂げてきた。その結果、都市の求心力の増加や活力の持続的拡大、都市的ストックの増大をもたらした。しかし一方で急成長のマイナス面も顕著になっており、都市基盤整備の遅れによる慢性的交通渋滞、急激な開発による都市景観の破壊や混在など解決を迫られている課題も多い。ここでは、大分市総合都市整備基本計画(市町村マスタープラン)で交通ふれあい都心として位置づけられた大分市南部に位置する中判田地区の整備構想等を示し、その実現に向けて、ゾーン別整備手法と段階整備構想を提案する。

キーワード

市町村マスタープラン、整備構想、段階整備、整備手法