安全・円滑・快適な立体的歩行空間の整備
全日本コンサルタント 技術部 清水 哲夫
成井 正孝
○ 岡本 悦男
福岡 正浩
鏑木 敏和
論文要旨
都市の中心市街地に位置する、鉄道駅および周辺地区における交通結節点の機能低下を改善するために、新たに創設された道路交通環境改善促進事業を用いて、官民の協力と連携により、歩行者を中心とした安全かつ円滑で快適な道路交通環境を確保し、バリアフリーに配慮した立体的な歩行ネットワーク空間を整備した。
全国で最初に道路交通環境改善促進事業が採択された箇所のひとつである、近鉄大和高田駅周辺地区の事例を紹介する。当該地区の具体的問題点と、沿道空間の活用という同事業の特徴を活かした対応策について述べ、市街地における安全かつ円滑で快適な立体的歩行空間の整備に同事業が有効な一手法であることを報告する。
キーワード
交通結節点、安全・円滑・快適、バリアフリー、立体的歩行空間、道路交通環境改善促進事業