浸水想定区域図の作成
日本建設コンサルタント 川津幸治
同上 上森理道
同上 ○長屋琢次
同上 沖 岳大
論文要旨
平成13年の水防法の一部改正に伴い「浸水想定区域」の指定・公表及び、「浸水想定区域における円滑かつ迅速な避難の確保を図るために必要な事項」を住民に周知させるように努めることが求められるようになった。
そのため、芦田川と支川高屋川を対象として、はん濫域を50mメッシュとし、TINデータにより平均地盤高の設定を行うとともに、高屋川については、芦田川の導流堤部分が破堤した場合を想定し、精度を上げたモデルの構築を行った。そのメッシュ上のはん濫解析結果からGISを用い、浸水想定区域の末端など、実状にあった浸水想定区域の設定を行い図を作成した。
加えて、浸水想定区域図を基に芦田川流域に位置する福山市の洪水ハザードマップの原案を作成した。
キーワード
二次元はん濫解析,浸水想定区域図,GIS,洪水ハザードマップ