縦長方向に配列された測点間の相対移動量をデジタルカメラ画像を使って、自動計測する方法を開発した。この方法を用いて、レール腹部に等間隔に貼り付けた測点を連続的に撮影することで、線路下工事の施工に伴う軌道狂いの進行を自動計測している。本方法の基本原理は、線路方向に配列された複数の計測点をデジタルカメラの1画面内に撮影し、各測点画像の画面上の平面座標を現地3次元座標に変換して、全計測点に対して基準点2点に対する計測点の相対位置あるいは前後に隣接する計測点と中間計測点との相対位置、すなわち、計測3点間の中間点1点の相対位置を撮影毎に計算表示させることで精度の高い軌道計測を実現させたものである。
デジタルカメラ、ターゲット、CCD座標、軌道自動計測、相対的位置関係 |